輝きの季節Ⅱ

Ｆ５０　２枚目です。

今度は人物を、よりクローズアップさせた感じです。
エスキースも描いて、気持ちは上々です。
さらに
人物の動きや配置を少し変えたラフ画を作成し、
それを５０号にどこに置くか？イメージを作りました。



こんな感じ。
これだけ細かく線を引けばあとは
５０号に伸ばすのは簡単簡単！などと描き始めましたが、、、

これがものすごく苦労しました～
ちょっと右の男の子の背を高くしようとしたら
高くなりすぎて、台の上に立っている感じになってしまったり、、、
顔が上手く描けなかったり、、、、
私が描くと漫画みたいになって、
女の子はもっと大人びた爽やかな感じにして
男の子はもっとがっちりした感じにしたいのになかなかならない(´・ω・`)

人物中心と言っても、やっぱり見ている人の想像力を搔き立てる意味でも
顔はあまり印象に残らないように（もや～とした感じにしたいなあ）

あんなこんなで鉛筆の下絵が出来たときは
もう、紙が黒くなってしまって、、、こんなんで上手く絵の具が乗るのだろうか？
ものすごく不安になってしまった。


そして、、、
着色準備。まずマスキング



葉の光っている所と人物。
人物は幅の広いマスキングテープでおおよそ覆い、
細かいところはマスキングインクを使いました。

最初に、何となく黄緑を入れてみました。



ここで早くもパニックです。
何を描いているのか分からない状態に、、、(；ﾟДﾟ)

そうだ！！マスキングインクで何となく形が分かるように
出来ないかなあ～と考えて、、、
マスキング使い過ぎ！ってぐらい入れまくりました。
何となく形が見えてきたので
暗いところを入れていきます。



これでもまだ形が見えてこなくて不安がこみあげてきます。
でも、描き進むしかありません。



本当は無視するつもりの木の枝などを入れてみました。



奥行きが出てきてちょっと安心。



次は足元の影です。
緊張しますが、思い切りも大事！



なんだか薄いですね。
影もですが、全体的に薄くてしかも色が冴えない。
困りました。


ホルベインのパーマネントグリーンNo.1とNo.2を中心に
絵の具を大量に作って刷毛で
びしゃびしゃに塗りたくってみます。
初めからこんな感じで描けばよかったのですね。



やっと綺麗な色が出ました～
足元の影もドライブラシにチャレンジ。
ゴツゴツ感を出したいのですが上手くいきません。(-_-;)
でも、今度は濃すぎ？


色を削ります。右下と左下、草の部分ところどころ白っぽくしました。



ここでマスキングをラバーで丁寧にはがしていきます。
あちこちにちりばめられていますのでもう、大変！！

 



２回に分けてマスキングしましたので（ほんとうは３回ぐらい）
良い具合に濃淡が出来ています。

赤いところは次の着色の準備で
最後まで白く残しておきたいところをマスキングしました。
取り除くときに、目立つように赤です。



さらに全体的に緑を重ねます。






ここで背景は終わり、次は人物に進みます。






つづく




（すみません）