赤い電車

私の育った家の窓から　赤い電車が走るのが見えました。
小さな川の小さな鉄橋を渡る電車が少しだけ見えました。
電車が通るたびに
茶箪笥のガラスがジリジリと共鳴音を立たものです。

当たり前だったあの頃の光景が、懐かしい。

今は変わってしまった風景だけれど線路はまだそこにある。
あの頃よりやや丸みのある電車が今も走っている。
変わらない物だってあるのだ。

私は懐かしくって、あの鉄橋まで電車を見に行ってみると
赤いはずの鉄橋がなんと青に塗り替えらており
言い知れぬショックを受けてしまいました。


赤と言っても、サビ止めの茶色い色なんだけど
「やっぱり鉄橋は赤いもんだろ・・・
何も青にしなくても・・・」と
思っているのは私だけなんだろうな。



あっ、この絵は違う場所です。
電車のある風景もいいもんですね♪








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