事件はドライヤーを使った時に起きました。
何がって?
紙が壊れる瞬間を目撃したのです。
初めから説明しますと・・・
紙はウォーターフォード・ホワイト・コールドプレス
F6のブロックタイプ、最後の1枚でした。
大きさはB5で良かったのですが、小さい紙はもう使い切ってしまったので
F6を切ってさらに水張りしました。
下描きは完了していて後は着色のみと言うところまで来ていたのですが
展覧会が始まってしまったので
そのまま10日間ほど放置したでしょうか。
その間に
梅雨も始まったし、
洗濯も室内干しになるし、
ささっと片付けたときに
上に物を乗せたりもしたかもしれません。
湿気に弱いことは十分承知していたので
他の紙はビニール袋に乾燥材を入れて
非難させていましたが、
まさか描きかけの紙がやられるとは、、、、
さて、展覧会も終わり落ち着いて続きを描こうとしましたが
ちよっと気に食わない所もあり
消しゴムでゴシゴシ!
さあ、デッサンも直り、いよいよ着色です。
なかなか調子よく何事もなく進みました。
最後の段階、バックの処理。
絵の具をぼかしで入れていきます。
ウォーターフォードは乾きが遅く
綺麗にぼかしを入れても放置している間に
ぼかしが広がりすぎて均一になってしまいます。
そこで登場するのが
ドライアー
ブーンと当てたその時
色が不自然に斑になりました。え~~っ??何が起こった!!
風邪ひき状態です。
もう遅いと思いながら、
無駄だと知りつつ、
それ以上に
ダメだと警報が頭の中で鳴っているのに
ティッシュで押さえました。
こうなりました。
ピンクと紫の部分ですね。
乾燥してもこれ以上良くなりません。
ここで筆を置くべきでした。
なのに
またやってしまいました。
上から少し色を乗せただけなのに、、、
ひどい。ひどすぎる!!どうしよう。。。
こうして見ると
消しゴムをたくさん使って
何度も描き直したところは意外に大丈夫でした。
それにしても
顔だよ~困ったなあ。
もう触らない!絶対に!
どうか、乾いたら元に戻ってほしい。
祈るしか手は無いです。
どうなりますか?
次回につづく。(すぐにアップします)