前回の続きで
私が水彩画を始めたきっかけの第2弾です。
■セカンド・インパクト
次の『出会い』について書きたいと思ったのですが
その前に・・・
『透明水彩』との出会いについて少し、、、、
実は私と透明水彩との出会いは古くて
意外にも百科事典の図鑑なんです。
当時の図鑑は手描きの絵だったんですね(今は知りませんが、、)
小学校の時だったか中学になっていたかよく覚えていないのですが、
ある日、動物図鑑の小さな『アシカ』の絵を見て、
その毛並みか皮膚か(?)が、黒く光って綺麗だなあ~と思いよく見たら、、、
ぼかしを使って描いてあってびっくりしたんです。
次に『虎』の絵を見たら、虎の縞模様もぼかしを使っていて、
そのぼかしが本当の毛並みのように実にリアルで、、、
まあ、図鑑なので精密に実物通り描くのが当たり前なんでしょうが、
本物より本物っぽいのです!!意味がわかりませんね(^^ゞ
一体どうしたらこんなふうに描けるのだろう?(描けるわけがない)と、
とにかく凄い!!と感心してしまったのです。
当時はまだ老眼になっていなくて(当たり前!)
小さな絵がよく見えたんですね~(^^ゞ
この頃は
普段学校で使っている絵の具じゃなくて
他に何かあるんだなあ~ということが、なんとなく解っていて、
透明水彩という分野をごく自然に理解していたと思います。
ただ、とても難しくて
踏み込んではいけないような気持ちと
相反する憧れが、潜在意識に深く刷り込まれていました。
さて、時は流れ
川瀬巴水事件から数か月が過ぎ、
いや、数年だったかな(^^ゞ
また、偶然な出会いがありました。
今度は栄の地下街で素敵な絵を見つけ
なんと『個展開催中』との案内が書かれていたので
早速直行しました。
『奥津国道画伯 原画、版画即売展』
小さな特設会場で
20点ほど、どれが原画でどれが版画か
そんなことよく解らなかったのですが
緻密なデッサンと美しい色彩、構図も最高で
一度に魅了されてしまいました。
会場のお姉さんもこんな見るだけの
私を快く放っておいてくださって
感謝です。
なんだか奥津国道さんの絵は
あなたも描いてみない?と誘われているような
不思議な魔力があります。
難しいことなんて考えなくても
アア良いなあと思えばその場でスケッチブックを広げるんだよ!
そう言っているような感じがしました。
私も絵が描きたい!
スケッチがしたい!
透明水彩で、、。
そんな気持ちが猛烈に高まって
奥津さんの本を2冊
買ってしまいました。
これがその時の本です。
会場には②の表紙の絵が一番目立つ所にあって
これがすっごく素敵だったなあ~(表紙の絵は部分です)
男女が寄り添って歩く姿が描かれているのですが
ちょっと小さくて分かりづらいですね。
この見たばかりの絵の
制作工程が細かく載っていて、感動です。
帯に『初心者でもいきなり上手に描ける』と書いてあって
笑っちゃいますが、本当に描けるような気になる本なのです。
さて、絵を始める決心をしたのですが
どうすればいいのか?
絵を描くことがそんなに難しいことなのか?と
思われるかもしれませんが
私にとては大変な困難があったのです。
すみません、もう少し、次回に続きます。
最後に本を見ながら描いた私の拙い模写です。
奥津先生の絵はもっともっと比べ物にならないくらい素敵なんのに~~。
私の絵ですみません。
1. ぱっと花開く
その後色々な出会いがあって水彩の世界に飛び込まれたようですが、その出会いは偶然でなく、神様の計らいだったのでしょう こんな素敵な才能の人を埋もれたままにしておくのは勿体ないと!
第一作がすでに素敵な絵になっているのを見ると、才能は小さい時からすでに備わっておられたのです
運動などと違って幸い絵は中年になってからでも力を発揮できます これからのyumiさんの活躍が楽しみです