天気が良いと外に出かけたくなります。
1月のある日
冬の、色が抜けてしまったような
枯れた草原などを描きたくて船頭平公園に来ました。
寒くて人は誰もいません。
人が居なくてもここは国立公園
管理が行き届いていて
色は抜群に良いのだけれど荒れていない
しかも何も無さすぎる
見渡す限り野原が続いています。
仕方が無いので水辺の方に行きますと
やはり誰もいない。
普段なら釣り人たちが何人かいるはずなんですが、、、
それをいいことに
釣り人の気持ちになって川の縁に腰を下ろすと
お尻が冷たい。当たり前か。
持参した椅子に腰かけてみる。なかなかいいではないか!
もうちょっと視点が上の方が良いかなあと階段状になっていた上段の方に移動。
今度は風が少しだけど当たる。まあいいか~
最初は構図を決める
こんな感じ
凄く望遠!
実はカメラで構図を考えることを今までしてこなかった
構図はカメラで、実際は風景を見て描くって
出来るようで全く出来ない
頭がぐしゃぐしゃになってなかなか上手く出来ない
ムムム
どうしても折り合いが付かない。
四苦八苦しているうちに歯が痛くなってきた!
治療中の歯だ。
やっと痛みが治まったはずの歯なのに。
やばいやばい、ここで終了。線が6本ぐらい引いてあるだけ。
翌日は曇り
風は無い。
よしよし、と、リベンジ決行!
着くと、今日はちゃんと釣り人さんも居るし、公園の整備の人もいる
だけど私のあの場所には誰もいない。しめしめ。
椅子に座ってスケッチブックを取り出し、
持ってきた温かい紅茶を一口。ふう~癒される。
寒さ対策に紅茶を持ってきたのだ。
今日は構図の事は考えずにどんどん描き込んで
あっという間に色付けに移行
絵の具を取り出し、筆を取り出し
いつも忘れる雑巾もちゃんと持ってきた。
あ!水が無い。
水と言うのは水を入れた洗筆用の容器の事だ。
水はトイレがあるのでどうにでもなるが容器が無いのはどうしようもない。
一瞬、紅茶で描いてみるか~なんて頭をよぎる
だけど、私が持っている筆は水筆なので
基本的に水はいらない。
筆をきれいに洗いたいのと
紙を濡らしたい時など補助的に水を持って行くのだ。
不安を感じながらも
とりあえず描いていく。
最初の空を描き終わらないうちに水が無くなり
補給に走る。トホホ
で、とりあえず出来た~
F4 船頭平公園 ホワイトアイビス
曇りなので水面の色が全然違う。
最後に今日の風景を写真を撮ろうとすると
スマホが無い。まさか川に、、、
なんてことは無く、これも単に忘れただけの様で
まあいいかあと現場を後にしました。
余談ですが
この川は長良川の一部だそうで
この池の後ろ側が木曽川になります。
この長良川と木曽川の間に
船頭平閘門と言うのがあって
水位を調節しています。
長良川と木曽川を行き来するために
この施設があるんですね。
木曽川の本流は絵の左側、
長良川の本流は絵の右側、
絵の川の流れは手前から奥へと流れて
やがて長良川に合流します
ややこしい。。。
1. 楽しい
文才も一流です 全国的に知られた観光名所ではないけれどこのように趣のある各地の名所を紹介する絵入り紀行文の注文が来ますよ