ホルベインアーチストウォーターカラー 全108色
ただ今、色見本制作中
今日はその最終回!!
グレイ・ホワイト、そして、ゴールド・シルバーです
★★★優れた堅牢性 ★★比高的堅牢 ■不透明な色 ◪半不透明色
チャイニーズホワイトとチタニウムホワイトは黒い紙を使用しています
よく使う人と
全く使わないという人
分かれる色達ですね~
ちなみに私はペインズグレイをよく使ってしまいます。
何度もパレットから追い出そうとするのですが
やはり便利なものは使ってしまいます。
耐光性が★★(イマイチ)というのが
あ~そうなのか~と思いました。
ちなみにゴールドとシルバーはどんな時に使うのでしょう?
サインに使ったらカッコイイかも~(・´ω`・)
これで終わりですが、
全色を対象にして、やってみたかったことがまだあります。
それは、ステイニングテスト。
ステイニングとは定着性のこと
絵の具の顔料の粒の大きさはそれぞれ違います。
小さな粒の顔料ほど紙の繊維の隙間に入りこみ、
なかなか落ちにくくなるはず。
全部の色をテストするのは難しいので
選抜で気になる色だけ。
三つの実験をしています
①柔らかい筆で十分に濡らし、2分後ティッシュで押さえました。
②硬いナイロンの平筆を濡らし、3回ほど擦りました。その後ティッシュで押さえました。
③濡らした柔らかいスポンジで何回も擦ってみました。
紙はウォーターフォードホワイト コールドプレスを使用
やや薄めに溶いた絵の具を塗り、1日置いから実験しました。
結果は見ての通りです。
プルシャンブルーが素晴らしい!色落ちがほとんどない。
その次にキナクリドンマゼンタでしょうか?
他はみな同じくらい。
私としてはシャドーグリーンに頑張ってほしかったですケドネ~
でもですよ、
実験途中の私の感触は違うんです。
カドミウムレッドパープルは
濡らしたとたんに筋状に色が浮いてきましたし、
キナクリドンマゼンタも色が浮き上がってくるのが
はっきり見えました。絵の具が濃かっただけかもしれませんケド。
でも、結果は結果
それほど違いという違いが無かったですね~
絵の具の定着性はあまり大きな問題ではないということです。
それよりも紙が重要ですね。
今回のウォーターフォードという紙、流石です。
私も絵の具を拭って
薄くすることもたまにはあるけれど、
やっぱり絵の具を重ねて塗ることが多いです。
特にグリサイユ的な描き方が好きです。
また、グレイジングと言って薄い色を重ねて色調を整えたりすることします。
それから、ある人に教わったのですが、
ちょっと色調の違う色を最後に置くという
『魔法のひと塗り』なんていうのも聞きました。
それらは色を重なるたびに絵の具が浮いてきてしまうと
上手くいくはずがありません。
だから私はより定着性の強い色を選んで使っていきたいと思っています。
今はそう思っていますが、そのうち考え方も変わって
その時々、選ぶ絵の具や紙もまた変わっていくのでしょうね~。
そのためにはまず知ることが大事です。
今回はほんの少し地ならしの様なことが出来たと思います。
1. 化学者みたい
私は これを見て もし ほしい色がない場合
混色で 仮の色が出来たらいいなあと
思いました 今回の最後が メタリック色
しかし 実際は ペインズグレー
好きです シャドーグリーン この言葉も
いいですね しかしシャドーにしては明るすぎ。