ホルベインアーチストウォーターカラー全108色!
色見本を作っています。
2回目はイエロー編!
21色です
紙は普段使っていつウォーターフォードホワイトに変え
これからメモなど書きこんでいくつもりで空欄を増やしました。
ちょっとカッコよくなったでしょう(^^)
やはり見栄えは大切です(^^ゞ
今回は黄色。
私が一番ぞんざいに扱っている色です。
全部同じに見えて何でもいいや~~なんて思って
でも、思い通りな色に出来なくて困ってしまう苦手な色でもあります。
ただ『レモンイエロー』は顔料に白が入っているため
混色のとき白濁しますので、最近パレットから外しました。
私の悩みが少しでも解消すると良いのですが、、、。
前回のクリア色マット色の分類ですが
早くも破たん!みんなマット色に見えてしまいます。
紙を変えたからかもしれません。
もともとそんな分け方はナンセンスだったのでしょう。
今回はちゃんと透明・不透明に分けたい!ところが色見本を作っても
違いがほとんどわからず、、、
困ったところに
ホルベインのホームページカラーチャート発見!!
透明、半透明、不透明の表示がありました!!
こちらを参考にしてください
http://www.holbein-works.co.jp/static/chart_water/c_yellow.html
◆ところで、いきなりクイズです。
青色の上に黄色を重ねたらどうなるでしょう!!
緑‼という答えが返ってきそうです。どうでしょうか?
また、明るさはどう変化するでしょうか?
答えは~~~
実際にやってみました。↓↓
ほぼ緑で正解ですが
ここで分かるのは透明・不透明ですね。
◆パーマネントイエローライトは
交差する青い線の上で
始めは黄色が浮くような形で少し残っていましたが
ゆっくり沈み込んでいき
乾いたらグリーンになりました。半透明な色です。
◆カドミウムイエローライトは
塗った瞬間全面的に黄色が残っていましたが
乾いたら半分沈み込んで暗くなっていますが、
黄色の色素がまだだいぶ残っていますね不透明色です。
◆レモンイエローは
薄い黄色が半分浮いたまま残っていますね
白の顔料が含まれていますのでこのような結果になったのだと思います
半透明色に分類されていました。
◆イミダゾロンイエロー、オーレオリンは
塗った瞬間に黄色が消えて緑に変化しました。透明色です。
◆ネイプルスイエロー
全面的にブルーとなじまず浮いているような感じです。
実は、カドミウムの顔料と白の顔料が入っています。不透明色です。
次に明るさはどのように変化したのでしょう
分かりやすくモノクロにしてみました。↓↓
どんなに明るい色でも
重ねると暗くなる!それが透明水彩ですね。(白以外は)
なぜこんな実験をするのか?というとですね、
私は先に暗い色を塗っておいて
後で明るい色を重ねることが多くて
一番効果的な色が知りたかったのです。
一度やってみたい実験でした。
同じような色がたくさんある黄色ですが、
こうしてみるとやはり色に無駄はなく必要があってそこにあるのだとわかります。
どんなときな
どんな色を使うのが良いのでしょう、、、?
テレビによくご出演のN先生は
三原色としてイミダゾロンイエローを挙げていたと思います。(私の記憶によると)
理由は、色彩理論で(Y)の基本色に一番近い色だとか。混色にも適しているのでしょう。
また、三原色で知られているA先生は、イミダゾロンレモンを挙げています
理由は顔料が単体で混色に適していると言われたような、、、
尊敬するN先生はオーレオリンをよく使っておられました。
私の教室の先生はカドミウム系の色が好きです。
愛用する紙がワトソン!紙が薄い茶系の色です。
なので不透明色でないと綺麗に発色しないと想像できます。
また、花の絵を多く描かれますので力のあるカドミウム系の色が良いですね。
私は『カドミウム』というだけで警戒して使わなかったのですが、
やはり優れた絵の具だと思いました。
パーマネントイエローライトのように
『パーマネント』とが付くシリーズですが、
色数も豊富ですし、
使い方も万能!最高のような気がします。でも、
実は耐光性はそれほど良くなく、
パーマネントというネーミングに問題がありそうです(^^ゞ
まあ、開発の時点で以前の絵の具よりは耐久性が向上したと理解しました。
◆警告
カドミウムが付く絵の具
ネイプルスイエロー、ジョーンブリアンNo.1、No.2
には警告があります。チューブに記載されていますので、よく読んで扱いに注意してください
だいぶ理解が進んで
自分なりにすっきりしてきました。
でも、大切なのは
絵の具選びより絵の具の扱い方かなと思います。
ああ、黄色い花の絵が綺麗に描けるようになりたいです!!
1. 研究者
yumiさんのように素晴らしい腕がありながらもなお研究を怠りない姿勢が名画を生むのですね 天才は努力である(誰の言葉だったかな?)
凡才は楽して上手くなろうとする(私の事)