明日はクリスマスイブ
このブログは水彩画のブログだから
何よりのプレゼントは
私の新作!!と思いあがっております。
でも、すみません。
今はそんな時間が無く
例によって
過去の『思い出作品』でお茶を濁す作戦です。
お茶!・・・気にしないで先に進みます。
冬らしく、クリスマスらしい作品を探してみたら
ありました!!
なんと、一番最初にアップした作品です。
この作品は2008年の年末に構想を考え
翌3月ごろ仕上げた作品。
このブログを始める1か月ほど前ですね。
自分で言うのもなんですが、
意外に人気があり、ちょっと悔しくもあります。
今までいろいろ描いてきたのに
それは何だったんだ!ってことになりかねない。
まあ、好みの問題だから仕方がないですが、
今さらこの路線に変えるつもりはありませんよ。
でも、たまにはイイかなぁと思ったりしています。
空からの贈り物 水彩(透明とガッシュとペン)
画質が悪くてすみません。しかも暗くて小さい。
実は画像がこれしかありません。
この絵は確か、、、
こたつに入って
馬場俊英さんの当時発売されたばかりの
『世界中のアンサー』という曲を
聞きながら描いていたのです。
そうしたら、曲の
「その笑顔に会うために生まれてきた気がするんだよ」
というフレーズが
妙に絵とリンクして感じられて、、、
絵にストーリーをつけてしまいました。
ストーリーというより場面説明のような詩のような、、。
私は断じてこんな文章を書くタイプではないのですが、
前のパソコンのデータがまだ奇跡的に残っていたので
(絵のデータは残っていないのに、、、)
ここに載せてみたいと思います。あ~恥ずかしい(〃▽〃)
ボクは雪だるま ~空からの贈り物~
ボクは雪。空から降りてきて、地面で眠っている、ただの雪だった。
何も感じないし、何も考えない。それでよかった。
ある日、君の気まぐれで、雪だるまになり、目が覚めた。
君は、ボクの誕生を喜んでくれて、ボクは何だか不思議な気持ちがした。
君は、ボクが寒いからと、マフラーと帽子を被せてくれた。
君はボクを見て満足そうに笑ったので、
ボクも微笑み返そうとしたんだけど伝わったかなぁ。
「これで、暖かいね」と、君は言うけれど、
ごめん、ボクは『あたたかい』とか『寒い」とか、わからないんだ。
ボクは雪だるま。君に作られて、ただここにいるだけの存在。
なぜ生まれて来てしまったんだろと考えると、お腹に風が吹いているみたいだ。
ああ、これが『寒い』ってことなんだろうか。
雪が降って来た。
降りてくる雪の結晶を、息を呑んで見ていた。
ボクは雪に戻りたいのだろうか?
そうじゃない、雪がこんなに綺麗だなんて、今、初めて気付いたから。
「わーい、雪だあ」君が家から飛び出してきた。
「上着を着なさい!」とお母さんから言われて、
赤いコートとブーツを履いて来た君は、ボクの周りではしゃいでいる。
やがてボクにもたれると空を見上げ「きれい!」と呟き微笑んでいる。
君が背中に感じられる。何だかとてもうれしい。
ああ、これが『あたたかい』ってことなんだ。
君が喜んでいるだけで、君が笑っていてくれるだけで、ボクは温かくなれる。
この瞬間、生まれて来てよかったと思った。
何日か経つと、ボクは消えてしまう。
生まれ変わって、君を忘れてしまうだろう。
でも、君は覚えていてほしいんだ。
君が微笑んでいるだけで誰かを温かく出来る事を。
ボクが幸せだったことを。
おそまつさまでした~
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。<m(__)m>
1. ロマンチスト
この才能は絶対大きな花を咲かせる筈です 来年が楽しみです