紙のサンプルを頂いたので
試し描きをしてみました。
ファブリアーの日本の代理店がミューズからクサカベに変わったので
販売強化!という事だと思います。
コットン100パーセントのアルティスティコ、リニューアルされたようです!
紙の色が純白に近くてテンションが上がります。
ボカシもふんわりと奇麗に決まりました。
マスキングも大丈夫
リフトもかなりできます。
という事は逆にグレージングやグリサイユには向かない可能性もあります。
絵はおとなしくマットな感じにまとまりました。
とても描き易かったです。
(トラディショナルホワイトは無くなってしまったのかな?)
コットン50パーセントのファブリアーノ5
紙がメッチャ白いです。
ボカシは乾きが早いのでちょっと苦戦、
水をたっぷり使い過ぎて、シミのようなものが出来てしまいました。
マスキングも問題なし
リフトはバッチリ出来ます。
という事は逆に重ね塗りはなるべく少なくしたいところです。
色はアルティスティコに比べるとほんの少しビビットな感じがします。
計算外のにじみが出来てしまうのは、描きにくさにつながるのですが
実はこれこそが水彩画の醍醐味で、味でもあると思います。
コットン25パーセントのウォーターカラー
紙の色はアルティスティコとほぼ同じ純白に近い
乾きがさらに早くなるので
奇麗にぼかしが出来ている所と出来ていないところが出来ました。
葉の色のグラデーションも上手くいかずにじみが出来ました。
マスキングは問題なし
リフトもバッチリ出来ますので、この紙も重ね塗りは出来るだけ少なくしたいところ。
色はマットな感じになりました(予想外)
描き易さは
アルティスティコ→ファブリアーノ5→ウォーターカラー
ところが絵の出来の好きな順は
ウォーターカラー→ファブリアーノ5→アルティスティコ
奇麗に描けちゃうと妙にまとまって面白くなくなっちゃう
計算外のにじみがとても新鮮に思えてしまいました。これは困った!!
参考までに資料を載せておきます
(画像クリックで拡大します)