昔、
小さい時の話。
「見てごらん」と渡されたのは
虫眼鏡と
カラーで印刷された新聞紙の写真。
素直に虫めがねで
その写真を覗くと
思わず
「おお~」
それは写真からは想像もつかない
重なったり離れたりした色の粒でした。
その粒の集合体で写真が出来上がっていたのです。
その時
色の三原色というものを知り
すべての色は3色あれば作ることが出来ることを知りました。
そしてその知識だけで自分は混色が得意で
3色あればどんな色でも出来ると勘違いしておりました。
ところがこの年になって
どうもおかしい。
得意と思っていたのに
うまく色が作れない。困った!
思いあまって
「DVDでよくわかる三原色で描く水彩画」野村重存著を買ってしまった。
そこで衝撃を受けたのは
三原色を私は勘違いして覚えていたということ
赤・青・黄と思っていたのですがちょっと違うようです。
野村さんが紹介しているのは
例えばホルベインですと
キナクリドンマゼンタ
フロタブルーイエローシェード
イミダゾロンイエロー
(混色も綺麗、グレーも出来ました。)
そういえば印刷機のカラーインクは
マゼンダ・シアン・イエロー
これを分かりやすく馴染みのある日本語に直すと
紫がかったピンク
緑がかった水色
黄色
これからは三原色は
こう表現すべきです!!
言いにくいですが、、、。
「今までそんなことも知らなかったのか!」
「常識ですよ!」
などと
叱られそうですが、、、
知らなかったし
疑問も持たなかった。
さて、
野村重存さん推薦の3色で実際に書いてみました。
(12色のクレヨン)
肌色や茶色系はちょっと苦労しますね。
でも、
色を混ぜ過ぎて何が何だかわからなくなって、、てことは
全くなくて・・・
だって3色しか使っていませんので
当たり前なんですが
バランスだけで色がどんどん変わっていくし、
また、戻っていく。
なんだかとっても面白い。
苦労するんですが
頭の中はすっきりしている。
なかなかいいかもしれない。。。
1. 棚から牡丹餅
棚から牡丹餅が落ちて来たみたいで、遠慮なくパクッと呑みこんでしまいました
やはり勉強する方は違います 遊んでいて上手くなる訳は無い!と痛感させられました